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IT系技術職のおっさんがIT技術とかライブとか日常とか雑多に語るブログです。* 本ブログに書かれている内容は個人の意見・感想であり、特定の組織に属するものではありません。/All opinions are my own.*

【the HIATUS】10th Anniversary Show@東京国際フォーラム

いってきたぜthe HIATUS 10th Anniversary Show!!

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セトリ

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Ghost In The Rain
The Flare
The Ivy
Hunger
Servant
Thirst
Unhurt
Deerhounds
Horse Riding
Bonfire
Time Is Running Out
西門の昧爽
Antibiotic with 一瀬正和
Waiting For The Sun with 一瀬正和
Little Odyssey with 徳澤青弦
Tree Rings with 徳澤青弦・皆川満里奈・伊藤彩
Regrets with 徳澤青弦・皆川満里奈・伊藤彩
Insomnia
Storm Racers
Lone Train Running
紺碧の夜に
<EN>
Twisted Maple Trees
Firefly / Life in Technicolor
<EN2>
Moonlight
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とりあえずまず言っておきたいことは「素晴らしいライブだった」ということだね。
ゲストを呼んでの壮大な演奏や、涙腺を刺激するメンバーMC等、「10周年記念」をすごくストレートに表現したライブだった。
いい意味で(これは実際にその場に接した観客としての視点で)ハイエイタスっぽくない、というより細美さんっぽくない、エルレでもモノでも、こんなライブ二度とないんじゃねえかな、と思えるようなライブだった。
友人とも話したがこういうライブの感じはむしろ「テナーっぽい」。
2013年の武道館みたいな、そういう感覚があった。
それが馴染んでる?せいか、分かりやすく感情に伝わるものがあったのかもしれない。

最初、開始前に、ステージ背景に2009年から今までのライブ映像、PVなどが抜粋された10年分の歩みを表現した動画が流れ、感動を呼び起こす。
そういえばThe IvyのPVのとき細美さんやたら長髪だったよなとかどうでもいいことを思い出したりした。
直近だとモノクロームツアーの映像なども流れ、思い出して気持ちが上がる。
モノクロームはマジで映像にするととてもよくハマる良い演出だと改めて思った)

みんな言ってるけどまず初っ端ゴーストとかこれがもうあかん。。
この時点でもう感動以外の感情がわいてこないよ。
2016年のHands Of GravityツアーZepp Divercityの、アンコだか本編ラストもゴーストだったんだけど、そのときに「7年前、俺たちはこの曲で始まりました」ってMCを細美さんが言ってたのが記憶に残ってるが、あのときですら結構感動したのに、これがもう10周年記念の初っ端に来る時点でもう…
こういう「にくい演出」も「ハイエイタスっぽくない」感じがある。

「The Ivy」のときは照明は異様にチカチカしてて目が痛くなった。。。
隣にいた友人曰く「ポリゴンショック」
さすがにそれほどではなかったと思うけど(;´Д`)
そういえば映画「バベル」で映像の点滅がド強すぎて気分悪くなった人が出たとかいう話ありましたね…

Hunger、Servantは最新アルバムから。
これはツアーのときの曲順一緒ですな。
この2曲のときのステージ背景が、ツアーのステージ背景と同じ演出だったんだが、どういう背景かというと…
しわくちゃな紙を無理やり引き延ばしたような背景に、赤や青等のしっかりとし原色を単色でグラデーションする照明で際立たせた背景なんだけど(ってこれで伝わるのかな…行った人で覚えてる人ならわかると思うんだが…多分w)、あれはなんだかすごく印象に残って良いですね。
「Our Secret Spot」って言われたらなんかそうなのかもなって信じちゃう謎の説得力があるというか、引き込まれる世界観がある。
秘密の場所の話を書いた紙を、消しゴムで無理やり消してしわくちゃになっちゃった、みたいな?(これは俺の妄想です)
ツアー演出が再現されたのはうれしかったなあ。

Thirst→Unhurtは、もう、なんていうか溶接でもされてるんじゃないかと思うくらいピッタリこの順番ですね。
Unhurt始まったとき「やっぱり」って声出しちゃったよぼかぁ。
いつかこれらが単発でそれぞれ来たら、その時点で俺は「おおおぉぉぉう!」とかいう変な声を上げる自信があるよ。
Unhurt演奏時のステージ背景に流れてた映像は、2016年ツアーのときのそれに近いものがあって(三角形、四角形、円がたくさん出てきて高速で変形しながら流れていくアレ)、思い出がよみがえってエモくなった。

Deerhoundsはステージ背景にPVが流れる演出。
いつか細美さんが「みんなで荒野を駆けまわるようなことしたい」と言ってこの曲が始まった記憶があるが(2017年のツアーだったかな)、その記憶がよみがえる。
モノのGet UpのPV撮影みたいな感じでそういうのやらないかなと思ってる(抽選当たらないと思うけどww)

細美さんが「スペシャルゲストを呼びたいと思います」って言ったときに会場内の何名かは間違いなく「Jamieキター!!」と思ったと思うけど、同時にドラムが出てきて「ん?!ドラム…?(だからJamieじゃねえな)」という目まぐるしい思考展開がされたのは間違いない。
ドラム出てきた時点で大体予想着いたのだが一瀬さん来るとは思わなかったね。
モノとハイエイタスのドラマー共演という今後二度と見れない気がするツインドラム。
細美さん曰く「Antibiotic」は音源も柏倉さんと一瀬さんの音で録音されているらしい。
へー。知らなかった…

Antibioticのときの一瀬さんと柏倉さんのドラムは非常にエモかったな。
終盤それぞれに一瞬ドラムソロがあり、会場を大いに盛り上げた。
柏倉さんとかマジで昇天するんじゃねえかと思うくらいパワフルに叩きまくってて圧倒された。(これは結構いつもだけどw、この曲の時のドラムは照明効果なども相まって特にそれが増長されてるように感じたのだ)
あれは映像でもう一回見たい。

もう一つ、一瀬さんと柏倉さんでやった「Waiting For The Sun」、これは武道館のアンコですからね…
その位置づけにある曲が特別編成で演奏されるっていう前提条件が既に感動を呼び起こす。
エモい。

Little Odyssey、Tree Rings、RegretsはAfterglowツアーも思わせる弦入りの演奏。
っていうか個人的には弦入りかどうかは別にしてLittle Oddysey聴けたのがマジでよかった。
調べてみたら最後に聴いたの2017年ツアーだからほぼほぼ2年ぶりですか…
その間に転職しちまってるとか時代を感じてしまってもうね…

Little Odysseyは照明演出も秀逸だった。
暗い会場の中で、ステージから複数の青い光の筋が観客席に向かって照らされている。
非常にシンプルな演出だが、曲のイメージや、弦楽器とコラボした演奏の壮大さにより、「宇宙」感がすごく表現されているように感じた。
宇宙船が静かな宇宙の中を進む様のような、あるいはだだっ広い平原で無数に輝く夜空の星を眺めているような、そんな雰囲気。
美しすぎた…

「Insomnia」の開始のドラムが鳴ったときの会場の盛り上がりはスゴイ。
これはいつの時代も変わらないな。
固定席であることを恨めしく思ったりしたがそんなのは次の曲に比べたら全然些細な話だった。
まさかこの固定席ステージで「Storm racers」「Lone Train Running」「紺碧の夜に」を連続で聴くと思わなかったよ。。。
まじでやると思ってなかった…もっと染み入る曲で埋め尽くすのかとばかり…(固定席というのに固定観念を持っていた)
まあ、これらの曲も含めて「10周年記念ライブ」なんだなっていうのは終わってから振り返ると改めて思う。
この辺の初期のアッパーな曲群には、この日を皮切りにまたセトリ復活してほしい!!

アンコのLife In technicolor、照明がマジに「虹」の色で構成されていてとてもよかった。
あとどうでもいいけど手拍子し続けたせいで手が痛くなりました。
しかもダブアンの前の拍手も連続で兼用したからもう何回手を叩いたんだかわからんくらい…
これ絶対俺だけじゃないだろうww

ダブアンのMoonlightでケータイ光らせてたのは、多分誰かしら良かれと思って始めたんだろうけど、まあ、あれは賛否両論あるだろうなとは思った。
最初は(視界に見える範囲では)1人だけしかやってなかったんだけど、だんだん広まっていって、最終的には会場内の1/10くらいの人がやってた感じだったね。
この手の奴って、マンウィズのMemoriesとかみたいにライブで結構定着してないと、会場内への広まりが浅くて、なんかちょっと全体的にボヤけてしまって、折角なのに勿体ないよなという感じはしてしまう(;´Д`)
ツアーは東京の2daysしか参加してないけど、ああいう演出はなかったから、個人的には唐突感があり、余計な演出だったなという感じはする。
(どっかのツアーの公演ではやってたのかな?よく知らないが)
まあ、でも、普段スタンディングだとなかなかやりづらい(っていうか無理)部分もある中で、それまでの演出、MC、ライブ進行で気持ちが昂っちゃったんだろうなあ、というように考えると、それだけいいライブだったんだな、というようにとらえることもできるわけで。
実際いいライブだったさ!

Moonlightは、ステージの背景が真っ暗になり、そこに小さな光の粒が点々と照らし出され、星が無数に輝く夜空を思わせる照明効果だった。
シンプルだが美しい。
個人的にはケータイライトナシで、あれでも十分だった感w
あれはできればJive Turkeyでも再現してほしいなあ。
小さい箱?でああいう演出見ちゃうと、身近な分「沁みる」と思う。
Moonlightは音源聴いたときから思ってたけど「子守唄」っぽいと感じる。
優しくゆっくりと伝わる。
「身近なやさしさ」みたいな感じがこもっていると思う。
だから身近で聴いてみたいのでJive Turkeyのチケくだs(ry



MCも普段のような感じではなく、メンバー一人一人から感謝の言葉を、みたいな構成で、なんかくすぐったくなってしまうような感覚だった。
10周年という記念すべきライブの場で、普段は言えないことを口にする場、みたいな感じになっていたようだ。
細美さんの「うるせえブス」を聞き出すために会場からお約束のヤジが飛ぶのが割と通例な中で、そんな無粋なもんを挟み込む隙間すらないくらいガチで真面目な「10年を振りかえって、とメンバーに対する感謝の気持ち」だけが詰まった珍しいMCだった。

中でも柏倉さんのMCで「大事な居場所になりました」っていったところで耐え切れず泣いちゃった場面は俺も涙腺が緩んだ。
あれ感動しないやつおらんだろ…
ついでに一葉さんも「あれ、やべ、俺も…」とか言って泣きそうになってしまっており、あれも同様に涙腺を緩ませた。
あれ感動しないやつおらんd(ry
あとマサさんの「ハイエイタス、11周年始めます!!」は、シンプルだがすげー良かったな。
ああ、これから先も、ずっと聴けるんだな、って思うとうれしくなった。
あれ感動しないやつおr(ry

ただ個人的に一番涙腺緩んだのは、細美さんが最後に言ってた
ELLEGARDENが活動休止して…それからの10年は本当に絶望のどん底ってくらいになっててもおかしくなかったはずだけど、このメンバーとみんなのおかげで、人生で最高の10年間になりました、ありがとう」
というMCなんだ。
ELLEGARDEN」という単語出してくれたことがすごく心に響いた。
エルレ活動再開前は、the HIATUSに対してエルレの話を持ちだすのって最早禁忌だった雰囲気があったはずで、でも「the HIATUSを始めたのはエルレの活動休止以降」っていうのは誰もが知ってる常識なわけで、そんな常識を口にしてはいけない暗黙の空気感、触れてはいけない話題をずっと引きずってる、というような感覚は正直、個人的にはあったのだ。
事実として現時点でエルレが活動再開してるから言えた、という背景もあるかもしれないが、細美さんが自分の口からはっきりと「ELLEGARDEN」と口に出してくれたことが嬉しかったし、良い意味でのエルレとの決別というか、the HIATUSの独立というか、そんなのが真に果たされた感覚があったように感じて、この言葉には胸を打たれた。
まあ受け手側の勝手な解釈だし、自分が納得するための材料がたまたま手に入ったというだけなのかもしれないが、それでも個人的には、この日「the HIATUS」を「the HIATUS」としてしっかりと見れた、と感じたのだ。
これがthe HIATUSなんだ、と。

細美さんは「10周年がなんだ、9周年だって11周年だって大事だろ」ってずっと言ってたし、そもそもこういうAnniversaryをやるようなタイプではないから、次にこういう機会が来るのは大分先かもしれないけど、「長くやってればまた15周年、20周年ってこういう機会が来るかもしれない、そしたらまたよろしく」って言ってくれたから、次にまたこういう機会が来るまでずっと貴方たちを追い続けるよ!ありがとう、the HIATUS

写真


前夜祭

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0次会

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打ち上げ(ぶれちゃった)

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物販

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