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IT系技術職のおっさんがIT技術とかライブとか日常とか雑多に語るブログです。* 本ブログに書かれている内容は個人の意見・感想であり、特定の組織に属するものではありません。/All opinions are my own.*

【ベンダー試験】AWS Certified Cloud Practitioner挑戦記

実はAWS Practiotionerに挑戦していた。
合格しました!

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はじめに

今年の目標にも立てていたが、何らかのクラウドベンダーの資格が欲しいな~とは前々から思っていた。
候補に合ったのはAWS、Azure、Salesforce等。
ちなみに全部他社である。w

自社のではなく、他社の資格試験に挑戦したいと思ったのは、単純に他社の製品やソリューションの考え方、設計思想等に興味があったからである。
なので、「資格が欲しい」という感覚とは少し違う。
「他社がどういう考え方でどういう製品やサービスを展開しているのかを知りたい」という思いのほうが先に合って、結果的に資格の取得がついてくる、というほうが感覚的には合っている。
…こうやって書くとカッコつけてるように思えるな…
勿論「資格なんていらねえぜ!」とは全く思っていない(そうした野心は持っているw)

自社の資格試験も勿論、あるのだが、自社の製品は日々の仕事で半ば強制的に触ることになるので(全部ってわけではないが)、わざわざ追加の時間と費用をかけてまで、資格をとろうという気にあまりなれなかった。
資格試験にもよるだろうが、何らかの資格を取ろうと思ったら、勉強と受験で大体1~2か月は時間が取られると思う。
自社の製品は日々仕事の時間で触れて学習する機会があるのだから、それとは別に1~2か月という時間を用意してまで、わざわざ資格試験の勉強する、というのは正直腰が重かった。
それよりは、他社の製品やサービスの知識を付けるほうが、技術者としての知見も広がるし、自社における自身の仕事の幅も広がり、結果的に個人としての市場価値を高めるだろう、と思った。

AWS、Azure、Salesforceと並べたとき、早々にまずSalesforceを候補から落とした。
Salesforceは業務未経験だったが、期間限定の無料アカウントを作れるので、それを作っていろいろ触ってみれば意外にいけるんじゃないか?と最初は考えていた。
ただ、他の受験者の方の受験記録(ブログ)を検索して読んだりした感じ、「実務経験がないと厳しい」というのが大体共通した意見だった。
実際、Salesforce(CRM)というサービスの性質上、業務を絡めて動かしてみて初めて知識として定着する部分が大きいはずである(それを「実務」と呼ぶはずなのだ)
なので、個人が手元で適当に使ってるだけでは、実際に導入したり、運用した人の「実務」に及ぶべくもないし、無料期間で個人が適当に叩いて蓄積できる知識量などたかが知れてると思い、個人レベルでこれに挑戦するのは無謀だ、という考えに至った。
そういうのもあって、「実務経験がないと厳しい」という意見は恐らく妥当だと判断し、挑戦を断念した。(恐らく今後も挑戦することはない)

残るはAWSとAzureである。
パっと両者の資格を調べたとき、いずれにも「Solution Architect」という資格試験が存在することを知った。
単純な製品知識を含め、サービスの設計思想、ソリューション設計に対する考え方等を学ぶには、ここを目指すのが一番良いと考えた。
この時点ではどっちでも良かったのだが、関連書籍や情報の多さ・AWSのほうが微妙に受験料が安い(\1,000くらいだったと思うけど)といった理由からAWSを選んだ。
そういう意味では、AWSを選んだことにおける強い理由はあまりない。
一度AWSを選んでしまうと、方針転換してAzureの勉強を始めるのは個人的に結構困難なので、しばらく手は付けないだろうが、そのうち気が向いたらAzureの資格試験にも挑戦してみたいとは思っている。(気が向いたら、というのが結構重要なポイントである)

ちなみにAWSもAzureもほとんど使ったことはない。
AWSはずいぶん前(2~3年前?忘れたが)に興味本位でちょっとだけ触ったことあるが、多分合計使用時間1時間に満たない。(そのまま無料期間の12か月が過ぎたのでアカウント消して終わりにした)
Azureに関しては「興味本位」なんてことすらなくまじで全く触ったことがない。
そして両者ともに言えることは「実務経験は皆無」ということである(AWSを昔興味本位で触ったのもただの趣味の範疇にすぎない)

今回受験したPractitionerに関しても、受験目安として「AWSを使った6か月程度の実務経験」というのが公式サイトにも書かれている。
そういう意味では私は合格どころか受験目安に達してすらいない(あくまで「目安」なので従う必要もないのだが…)
今回、AWSのアカウントを取得して実際に触ってみたりしたので、それで少しは経験が増えたところはあるが、それでも1か月未満だし、しかも「趣味」の範疇なのでやはり「実務」ではない。
そんな奴が挑戦して果たして何とかなるものか!?

試験勉強

この本↓を一通り読んだ。

 

 

この本は非常に読みやすい。
各サービスの特徴を分かりやすく端的に捉えているし、画像付きで実践例も載せているので、「文字ばかり」の本じゃない分、スラスラ読める。
(多分全部読み切るのに2~3日で終わった)

ただいくつか注意するならば、

  • 情報が若干古いことがある(本という形態である以上は仕方ない部分もあるが)。例えば私が買った版では「CloudDuty」というサービス名で書かれていたが、2020年4月時点では「GuardDuty」というサービス名に変わっている。
  • 各チャプター毎に演習問題が用意されているが、知識の確認という意味では役に立つが、実践的にはそこまで役に立たない。(実際自分で受験してみてそう思った)練習問題・模擬試験等の位置づけのコンテンツを求めるなら、後述する本のほうが良い。

といった点はあげられると思う。

あと、「端的に特徴を捉えている」という点から、基本的にはAWSの利点やメリット、例えば「◯◯みたいなことも簡単にできる!」「△△なんて面倒な作業はもういらない!」等、要するに「AWSのスゴイところ」しか読み取れない。
実際には制約や制限があるはずなのだが、そういった「負の側面」を知る機会がこの本の中にはない。
よって、これを読んだだけだと単純に「AWSはスゴイ!」としか思えなくなる(実際、今そういう気分になっている)
まあそういう普及の側面もあるんだろうけどね。

また、上記に加え、下記の本をKindleで購入した。

 

 

これは「模擬試験」用である。
上記の本を一通り読み切った後、「模擬試験としての性質が弱い」という感想があったわけではなかったが、実践に近い問題集が提供されていたわけではないので、そういうのないかな、と探してはいた。
その中で、Kindle版ではあるが、安さにひかれて購入した。

この本は「模擬試験」としての位置づけでは非常に使える。
本番と同様、65問の問題が解答付きで2パターン用意されているので、実力テストで用いるには十分だと思う。
実際、僅かながら、この本に出ていたのとほぼ同じ問題が出題されていたのを確認した。
非常に精度の高い問題集だと思われる。

試験の感想

ベンダー試験としてはJava SilverJava Goldに引き続き3回目で、基本的にもうやり方には慣れた。
Java試験と若干勝手が違ったのは、免許証(じゃなくても写真付きの本人確認証だったらなんでもいいらしいが)だけは試験部屋に持っていくという点か。
試験終了後にそれをテストセンターの人に見せるのだ。
正直どういう理由によるものかはよくわからないのだが。
試験中に人が入れ替わるとか、巧妙に仕組まれた代理受験防止策だったりするのだろうか?(そんな奴いる?)
まあいいか。

試験時間は90分だが、正直、そんなに必要ない。
一通り終わって、最初からもう一度全問見直ししたのだが、30分近く時間を残して終了した。
Javaの試験と違って、コードを読んだり、ロジックを追跡したり、頭を使うような問題がなく、多少考え込む(思い出そうとする)ことはあれど、基本的に「知っていれば回答できる」問題しかないので、大体の問題はほぼ一瞬で回答できるからだ。
これでもだいぶ時間かけてじっくりやったほうだと思う。
平均試験時間どれくらいなんだろう?

ただ、問題文の日本語の文章がわかりづらいケースがそこそこある。
「何を答えてほしいんだ、お前…?」みたいな問われ方する問題をちょこちょこ見かけるのである。
「稀にある」というレベルではなく、(わかりづらさの度合いにもよるが)3割くらいはこれに該当したような感じがする。
要するに体感的には「そこそこ」あったような気がした。
この試験は、試験中、各問題文の言語を英語と日本語で切り替えられるので、よくわからない問題だったら思い切って英語に切り替えて問題を読み直したほうがいい。
実際、「何言ってんだかイマイチ分らん」という問題を英語にしたら、「あぁ、そういう書き方するならコレだわ」って問題が1~2問あった。
(ただまぁこれは普段から英語でドキュメントとか読んでないと分かりづらい部分もあると思うが)
ちなみにこの関連で、選択肢の中の日本語が完全に誤訳されている(正確に言うと脱字していた)のを一問見つけた。。

おわりに

正直に言うと、AWSを受験すると決めたとき、最初に受験する試験にこれをもってくるかどうかは、若干、迷ったのである。
この試験をスキップして、初っ端からSolution Architect Associateを受けてもいけるんじゃないか、と勘繰っていたからである。
ただ、ちょっと調べた感じでは
「Solution Architect AssociatはAWS未経験でも合格可能、だが実務経験があることが推奨されるし、未経験の場合はPractitioner合格していることが望ましい」
「PractitionerはAWS未経験でも合格可能、実務経験もあるに越したことはないが、なくても十分合格できる」
といった記述を見かけて、要するにビビったので、まずPractitionerを受験することにした。

そういう意味で、業界歴10年以上のおっさんにもなって初心者向けの資格を取得したことをわざわざブログにしているのには若干恥ずかしさがあるのが事実なのだがw、「千里の道も一歩から」という考え方は大切にしていきたい。
恥ずかしがることはないのだ!
そういう気持ちを強く持っておきたい。
Java Silverのときも同じ気持ちだったし、実際、Silver→Goldと段階を踏んで受験して良かったとも思っているので(まあJavaのほうはSilver合格しないとGold受けられないのだが)、ちょっとずつ学習していこうと思う。

ちなみにこれを機にAWSのアカウントを取得した。
まだ全部使ったわけではないが、主要どころは大体触ったと思う。
で、触ってみると、確かに、これは趣味プログラマーとしてはとても面白い素材がそろっているな、というのが、正直な感想として実際、ある。
資格試験に合わせて、というのが動機の一つになっているため、どうしても資格試験で問われるサービスを中心に触っているのが現状だが、この辺組み合わせて、何か作ってみたいな、というのを少し考えている。
ただし基本的にケチな人間なので、「金をかけたくない」という思いがまず根底にある。w
なので何か作るにしても基本的に無期限無料サービスの組み合わせになるだろう。
そうなるとEC2やS3等が外れてくるので…う~ん、という感じ。
悩ましい。
まあ、何を作るかもまだ決まってないので、使い方を考えていこうと思う。