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IT系技術職のおっさんがIT技術とかライブとか日常とか雑多に語るブログです。* 本ブログに書かれている内容は個人の意見・感想であり、特定の組織に属するものではありません。/All opinions are my own.*

配信ライブの記録(2020年下半期)

配信ライブを見た記録。
2020年上半期編はこちら。


ELLEGARDEN(2020/8/28)

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BBQ Riot Song
The Autumn Song

スターフィッシュ
Make A Wish
Salamander
Alternative Plans
Marry Me
Space Sonic
ジターバグ
金星
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アコースティックスタイルのライブ配信
事前にアコーステックスタイルという告知はなかった、はずだが、(あったっけ?)結果的に見るとアコースティックスタイルのこのライブはとても良かったと思う。

場所は猪苗代野外音楽堂。
わかる人にはわかったようだが、俺は最後細美さんが自ら明かすまでわからなかった。
福島を選ぶというのが細美さんらしい。

スターフィッシュ」をやるまえに、「あんまり他のバンドのこと口に出すのは良くないのかもしれないけど、この曲はストレイテナーホリエアツシのことを思って書いた曲」と細美さんが言っていて、実に10数年ぶりに曲の真実が明かされてビビった。
まじかよこれホリエアツシの曲なのかよwwwという驚き。
「こんな星の夜は全てを投げ出したってどうしても君に会いたいと思った」の「君」ってホリエアツシのことなのかw
テナーファンの俺はなぜかこの話を聴いて歓喜してしまったよ。。

Salamanderのイントロのウブギターが異常にかっちょよくて、音源化をマジで希望したくなった。
細美さんのことなのでアーカイブされないとは思っていたし、実際されなかったが、12月下旬に期間限定で一部の曲を抜粋する形でYou Tubeにアップされた。
ありがとうELLEGARDEN Officail!!

ストレイテナー TITLE COMEBACK SHOW(2020/9/5)

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SAD AND BEUTIFUL WORLD
PLAY THE STAR GUITAR
泳ぐ鳥
TENDER
REBIRTH
STILLNESS IN TIME
AGAINST THE WALL
LOVE RECORD
REMINDER
AMMAZING STORIES
EVERGREEN
KILLER TUNE
叫ぶ星
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これの2~3週間くらい前?(正確な時期は忘れてしまった)に、テナーの公式LINEから突然「TITLE COMEBACK SHOW」とだけ書かれたシンプルなメッセージと、KILLER TUNEのイントロにのせてイラストが表示される数秒の動画が送られてきて、「おっ!?」って思ったのは記憶にある。
なんとなく、「TITLE全再現ライブをやるのだろう」というのは想像できたが、この時点では具体的にどんなライブなのかは謎な状態で、なかなかうまい(惹きこまれる)マーケティングをするじゃないかテナー公式、と思ったのを覚えている。

テナーとしては完全無観客の配信ライブ。
ライブ内容としてはTITLE収録曲を収録順に演奏していくというもので、配信ライブというより公開収録ライブというほうが合ってたかもしれない。

TITLEのリード曲、SAD AND~のMVが、「演奏中の3人の光景がモノクロになっている」というものなので、このライブでもその演出組んでくるんじゃねーかと思ってたら、思った通り「STILLNESS IN TIME」でその演出が使われて、思わずニヤリとしてしまった。
白黒演出は「LOVE RECORD」の途中まで続き、ここで色彩を取り戻す。w

「AMAZING STORIES」は「本邦初公開」だそうだ。
当時のレコ発ツアーのライブでは披露されなかったらしい。
当時はまだテナーと知り合う前なので知らなかったが、そういう「レコ発からすら外れる曲」の存在は他にも認知している(LEAP IN THE DARKとか)ので、当時からそういう曲あったのか~という感じ。
配信で4人Verが見れたのは良いことだが、そういう意味では、ますます現場で見たくなってしまうよなあ。

記憶に残っているのはSTILLNESS IN TIME。
終演後の4人おしゃべりゾーンにて、ひなっちが「STILLNESS IN TIMEのOJのアレンジが無茶苦茶かっこよかった」といようなことを言っていて、これには全力全開完全完璧究極同意するレベルで、音源化をモノすごく希望した。
と思ったら年末に発売されるアルバム(の初回限定特典)にこのときのライブの音源が付属するという、まさに「よくやってくれた!!」という思いが届いた瞬間だった。

TITLE全曲披露に加えて、ラストに(この時点では)新曲「叫ぶ星」が披露される。
「叫ぶ星」は、ここ最近落ち着きを見せていた(?)テナーには珍しい、攻めがちのロックナンバー。
アーカイブ中に何度も聴いた。w
良き!

MONOEYES(2020/10/19)

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Bygone
Run Run
Thermite
ラニート
Iridescent Light
Get Up
Castles in the Sand
Fall Out
My Instant Song
Nothing
Satellite
Two Little Fishes
明日公園で
Roxette
Interstate 46
リザードマン
Outer Rim
彼は誰の夢
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最初は場所が明かされないままスタートしたが(周りが暗くて視聴者側からもどこかわからない)、「Castles in the Sand」の後のMCで、
「ここでやることは1年以上前から決まってた。本当だったらここにみんながいるはずだったけど…とにかく。夢がかなったぜ」
と話した後、「Fall Out」中にステージ全体が明るくなり、ようやく場所が明らかになるという、憎い演出が組まれた。
そして明らかになった瞬間に判明したライブ会場は、なんと武道館!
まさか無観客の配信ライブのためだけに武道館貸切るとは…という驚き。
逆に広い空間に基本的にほぼ4人いかいない状況なので、ドローンなんかも使ってアクロバティックにライブ映像を撮れていて、これは無観客武道館でないとできない演出だなと思った。

Two Little Fishesではトシローが登場するという、「やっぱりw」という演出も。
絶対出てくると思ってたw

その後のMCでは、「武道館でやるのはToddyの夢だった。こいつの夢だったらなんとしても叶えてやりたいと思ってた」という細美さんの言葉に感動。(上述の「夢がかなったぜ」の意味がここで繋がった)
また、「約束しちゃえば?先が見えない中で、「これがあるからそこまで生きていける」って人多いはず。来年また、満員にして武道館リベンジを」というトシローの提案に対し、「リベンジ約束します!」と力強く答えてくれた細美さんの言葉が嬉しかった。
正直仮にリベンジ開催されたとしてもチケ争奪戦がスゴイことになりそうだけどもw、有観客の次があるなら是非とも行きたい。

直前に発売された「Between Black and Gray」の曲はいくつか入るも、レコ発ではないので、披露されたのは一部の曲に留まる。
しかしこうして振り返ってみると割と演奏されている印象。
個人的には「Fall Out」を聴けただけでも相当満足だ。

「Iridescent Light」や「Fall Out」、「Roxette」など、全体的にToddyのアレンジが効いており、上述した「武道館でやるのはToddyの夢だった」という言葉も相まって、個人的にこのライブはToddyが完全に優勝だったという印象。
とにかくToddyがかっこよかった!

ストレイテナー ONE MAN LIVE(2020/12/17)

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叫ぶ星
泳ぐ鳥
FREEZING
彩雲
Graffiti
DAY TO DAY
Toneless Twilight
灯り
さよならだけが教えてくれた
Melodic Storm
シーグラス
No Cut
Tender
スパイラル
Death Game
From Noon Till Dawn
YES,SIR!
<EN>
ROCKSTEADY
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渋谷クアトロでの有観客ライブなのだが、当日は同時に配信も実施していて、自分は配信組として参加した(というかチケ外れてしまい現地行けなかった…無念)ので、こちらに載せる。

まず2曲目の「泳ぐ鳥」がヤバイ。
モニター越しにも「うおぉおぉおぉおぉおぉおぉいいい!」って思わず声をあげてしまったレベル。
現地で聴きたかった…
それと3曲目の「FREEZING」もヤバイ。
まじかよこの曲選んじゃうかぁー!?って感じ。
現地で聴きたかった…(2回目)

12月という季節柄、「TENDER」もセトリに並ぶ。
「泳ぐ鳥」と合わせてストレイテナー冬の名曲の一つだ。
FREEZINGといい、冬の曲選んできたのかな、と考えるほどでもあるが、そう考えてみるとストレートなウィンターロック「冬の太陽」がない。
なんでだろうw

有観客だが、完全固定席かつ声出しNGという特性故か、いつものスタンディングライブに比べると少し変則的なセトリ構成になってる気がする。
メロストやシーグラスなど、シメに持ってこられることの多い曲群が、見ての通りシメ前に設置されてるあたりにその雰囲気を感じる。

最新アルバムApplauseからは「叫ぶ星」「さよならだけが教えてくれた」「No Cut」「Death Game」がIN。
「こんなご時世だからちょっと迷ったんだけど、最後はロックに決めたい」といったようなことをホリエさんが言ってたのは覚えており、そこから「Death Game」が始まったのはエモかった。
「Death Game」と「ガラクタの楽団」(こっちはライブ披露されなあkったけど)は、このアルバムの中でも個人的に大好きなロックナンバー。
昔のテナーっぽいちょっとした荒々しさもありつつも、それが現在の情緒ある(?)テナーのリズムにうまく融合されている。
来年のレコ発ツアーで絶対現地で聴いてやるんんだ…!

本編ラストに「YES,SIR!」がきたのも燃えた。
まじかよこれ持ってきちゃうのか!という。
現地で聴きたかった…(3回目)

そしてアンコのロクステ。
イントロが静かな立ち上がりにアレンジされており、これがもう無茶苦茶かっこいいのなんの。
こういうの聴くたび毎回思うが是非とも音源欲しい。

どうでもいいがToneless Twilight~灯りのあたりで子供がベッドから落ちて大泣きするという事件が発生し、その対処のために一時的に離席したため、これをリアルに見れていない。。。
配信ライブの欠点はこういう外部要因による中断が発生し得ること。
小さいお子さんを持つご家庭だと確率はもっとあがるだろう。
しかしアーカイブがあればそれも後から楽しめる。
それはそれで配信ライブのいいところでもある。
勿論、配信でアーカイブがあるとはいえ、リアルタイムで楽しめるのが一番なんだろうけどね。

the HIATUS Jive Turkey Vol.5 at Blue Note Tokyo day2;2nd(2020/12/23)

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Unhurt
Thirst
Servant
Flyleaf
Clone
Horse Riding(Within Silent Night)
Firefly / Life in Technicolor
Ghost In The Rain
紺碧の夜に
<EN>
Catch You Later
<EN2>
西門の昧爽
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こちらもテナーと同様、有観客ライブだが同時に配信も行ってくれたタイプのライブで、チケ入手できなかったため自宅から視聴。

2018年のJive Turkey行ったときにも思ったし、今回も思ったが、アレンジが凄すぎて最早全部別の曲。
バンドの別の顔といってもいいかもしれない。
そのためだけに聴く価値は十分にあると個人的には思うんです。

大人ハイエイタスとして初めて聴いたのはUnhurt、Flyleaf、ゴースト、紺碧、Catch You Laterかな。
細美さん自身、曲に入る前に言ってたけど、Flyleafは大人ハイエイタスとか抜きにしても多分初めて聴いた。
(パンデモニウムのときのツアーには行ってないので聴けていないのだ)
原曲にある哀愁の雰囲気がアレンジによっていささか明るく装飾されている。

Unhurtももう別の曲。
最初聴いたとき曲名出てこなかったもん。
原曲にある、なんというかこう「不思議な感覚」は全くなく、一葉さんのピアノの連弾や、間奏部分の柏倉さんのドラムなどで、どこか力強さを感じるアレンジに変わっている。

ゴーストは入る前のMCが印象的。
「ハイエイタスを組んで一番最初に作った曲。Jive Turkeyでいつやろうか、いつやろうかとずっと狙っていた。出来上がった曲を、爆音でスピーカーから聴いたのは今でもよく覚えている。ファーストアルバムが出来たときに床に突っ伏して号泣した」という細美さんの言葉には当時のリアルが詰まっていると感じた。

Catch You Laterはアンコとしてだが、これも曲入る前のMCが印象に残っている。
東日本大震災が起きたとき、曲作りをしていたのだが、スタジオから出てテレビを見たら、東北の津波がすごいことになっていて、とりあえず一回帰ろう、ってことになって、別れ際、マサに『またな』って言った。
 その言葉の信憑性のなさというか…俺こいつにまた会えるのかな、って思ったのはよく覚えてて。
 この『またな』って、大事なことだなと思って。
 でも英語でなんていうのかわからなくて、色々調べていたら、『Catch You Later』って言葉が見つかった。
 日本語の『またな』ってのと完全に同じニュアンスじゃないかもしれないけど、「あとで追いつくよ」って、いい言葉だなと思った」
まあ抜粋するとこんな感じなんだけど、このくだりはとても印象に残る話だなと思って聞いていた。
「またな」って言葉にそこまで思いを馳せて考えたことはなかったから余計に心に響く部分があった。
Something Ever Afterもそうだけど、こういう「裏話」を聴くと、そんな意味が込められていたのか~…と、感心する。
ハイエイタス作りたての頃(まだバンド名が仮で「ニンテンドーニンジャウォリアーズ」だった頃w)、マサさんと細美さんがワンカップ大関飲みながら作ったからという理由で「ワンカップ大関」という仮タイトルの曲があるという話を聞いたが(10th anniversaryのライブだったかな)、あれと比べると雲泥の差だなと思った。w

Nothing’s Carved In Stone(2020/12/30)

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Isolation
Beginning
ツバメクリムゾン
Midnight Train
Shimmer Song
Dream In The Dark
Milestone
In Future
Out Of Control
Spirit Inspiration
<EN>
Like a Shooting Star
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CDJ中止発表の日に急遽発表された無料の配信ライブ。
バンド側としても、年内最後にCDJで観客相手にブチかましたかったところで、いきなり中止になってしまい、何か行動を取りたかったのかもしれない。
しかし「無料」ってのはさすがにやりすぎだぞ?金払ってもいいんだぞ??むしろ払わせろ???くらいの感じがあったのは間違いない。

個人的にはMidnight Trainにビビった。
思わず声上げてしまった。
こんなタイミングで聴けると思ってなかったよ。
野良犬の僕は(?)思わず声上げてしまったよ。

アンコはサービス的にやってくれたようで、開始前にYou Tubeのチャットに視聴者が大量にリクエストを流しまくっていたが、最終的にこれ(Shooting Star)になった。
大量に流れてくるアンコリクエストで、チラッと目に留まった中に「スターフィッシュ」とか「ジターバグ」とか流してるやついて笑った。w

アンコ開始前、イマイチ自信のなさそうなウブさんのために、ひなっちとオニイでサビ部分だけ練習披露していたりして、多分ガチで練習外の曲だったんだろうことが伺える。
でもちゃんと演奏できてたし全然違和感なかった感じする。

2020年最後のライブということもあって、割ともうちょっと凝った演出になるのかなと勝手に想像していたのだが、特にアツイMCもなく、テンポよく曲を進めていくので、全体通して意外にアッサリしていたという印象。
まあこのスタイルは「彼ららしい」といえばそうだなと後から振り返ってみて思った。
アンコを除くともしかしたらCDJのセトリだったりするのだろうか?
(にしちゃ、曲数多い気もしないでもないが)

おわりに

2020年を振り返ってみると、ライブに足を運ぶ回数はめっきり減って、逆にこういう「配信」でライブを鑑賞するケースが増えた。
実際、2020年生でライブを見た実績は3本なのに対し、配信ライブは10本以上は見ていることになり、3倍以上のライブを配信で済ませている。
配信ライブは、自宅から気兼ねなく参加できるし、ライブ中に酒飲んだりも自由だし、座ってじっくり堪能できるし、「気軽さ」という意味では良いなと思った。

その一方で、テナーのとき(詳細上述)みたいに、家の中でインシデントが発生すると、そっちの対応に追われるため、中座させられるという問題も抱えているわけだが。
まあ全体から見るとレアな確率だと思うし、そういう意味だと生ライブでも、貧血起こしてぶっ倒れる人の介護で一時的に中座とか稀にあるから、こういう外部要因が潜んでいるという意味では同質なのかもしれないけど。

有観客で、スタンディングで、モッシュ・ダイブ・サークルありきで、季節関係なく汗だくになりながら大声上げて、わちゃわちゃするカオスなライブが好きなのは、今も変わりないし、そういう日常が戻ってきてほしいと思ってはいる。
だから「配信」がライブという興行の一般的な提供形態になるのには個人的には反対である。
といいつつ、この状況、上述したようなコロナ禍以前の「生ライブ」が戻ってくるのはまだもう少し先になりそうだし、しばらく配信ライブが続きそうだなとも思える。

正直、上述したような「生ライブ」の楽しみ方を「忘れた」部分が若干、ある。
上半期版のブログ書いたときにも薄っすら感じていたが、コロナ禍が長引くことで、「配信」に慣れてしまい、「生で堪能しなくてもいいや」って気持ちに自分が変化してしまうのが恐ろしい。
先の見えないコロナ禍が続く中、そういう可能性が現実味を帯びてきている部分を少なからず感じている。
そういう意味でもまじで早くコロナ禍あけてくれ!!
来年はこれほどの数の「配信」がなくなることを願う。