RM-BLOG

IT系技術職のおっさんがIT技術とかライブとか日常とか雑多に語るブログです。* 本ブログに書かれている内容は個人の意見・感想であり、特定の組織に属するものではありません。/All opinions are my own.*

【フェス】HINA-MATSURI2022

いってきたぜHINA-MATSURI2022!

f:id:rmrmrmarmrmrm:20220308113715j:plain

f:id:rmrmrmarmrmrm:20220308113718j:plain


はじめに

勿論目当てはストレイテナーだ!
今年最初のストレイテナーになるので、ワンマンではないが、見れる機会があるならば是非行きたいと思っていた。
ただ、我らが(?)ハイエイタスの一葉さんと柏倉さんのいるKatsina Sessionも気にはなっていたし、その柏倉さんのいるtoeもハイエイタス繋がりの友人らがたびたび口にするのを聞いて一度見たいと思っていたし、スペアザに至っては「あの国まで」濃厚説が漂っており参加するに越したことはないと考えていたし(結果的にはなかったのだがw)、正直、テナー以外のバンドは「ついで」だったのだが、結果的にはこれらのバンドも、初だったものの良いライブを体験できたため、行って良かったと思っている。
詳細は後述していく。

余談だが、昨今スマチケが多い中、今回は久しぶりの紙チケだった。
スマチケはスマチケで便利な一方、紙として残るものがないため、少し寂しいものもあった。
ライブの紙チケや、フェスで貰えるタイテのhandoutなどは、可能な限り残すようにしていて、個人的にファイルもしているのだが、スマチケが続いてそのファイリングが滞っていた中で、今回の紙チケは久しぶりにそのファイルへの登録ができたため、嬉しく思っている。
まあ、デジタル全盛の世相や、コロナも後押しして、全体的にはやはりスマチケになる流れが今後も増えてくるのだろうが、たまにこういう紙チケもあるといいなーと思う。
懐古主義。

f:id:rmrmrmarmrmrm:20220308113739j:plain

Katsina Session

一葉さんのキーボードと、柏倉さんのドラムの音圧が凄くて、ひなっちのベースの音がほぼかき消されてる感じだった。
タブゾンビ氏はフロントマンとして動いてはいたが、トランペット拭く場面が全体的に見ると比較的少なめで、やはり一葉さんと柏倉さんの存在感に紛れてしまっていた感想である。
個人的に一葉さんと柏倉さんに注目が行ってしまったというのもあるんだろうが、それでもやはりこの二人の印象が全体的にはすごく強かった印象がある。
今更気付くなって感じではあるが、ハイエイタス好きの俺にはハマる構成のバンドセットだった。
今まで聴く機会逃してたの失敗してるなこれは…
(どこでライブやってたのかも注目してなかったので逃してるのは当たり前なんだけどw)

一葉さんと柏倉さんも、ハイエイタスの時に比べると、良い意味で「肩の力を抜いてる」感じがあった。
「特に曲を持っていない」というバンドの特徴も相まって、自由に楽しんでいた節がある。
ハイエイタスでは見ることの出来ない一面があった。
これは魅力的だ!

ラストの一曲だけ、「タブゾンビ氏が書いた曲がある」ということで、それが披露されたが、それ以外は基本的には「特定の曲を持たない」という発言もあったように、バンドとしての曲を持っていないらしい。
要するに毎回ライブで披露される曲が違うということ。
逆に言うとその場限りでしか聴けない曲で溢れているということ。
これも魅力的な要素の一つ。
ライブという場でしか味わえないバンドの特徴なんだろう。
ちょいちょいライブやるらしいので、機会があれば行きたいなあ。

今回は、会場が豊洲PITということで、デカい音と強いリズムを出していたようだが、もっと小さい、それこそ大人ハイエイタスとかがやるような、ジャズ箱でやるのも合ってそうな気はする。
全然違った印象のライブになりそう。
それはそれで聞いてみたい。
まあその場合チケがとれなそうだけど…

どうでもいいが、Katsina Sessionのtwitterアカウントは、ひなっちのおはっちの更新通知を、たまにリツイしてくれるありがたいアカウントである。
いつもありがとうございます。(?)

SPECIAL OTHERS

今まで、このバンドオリジナルの曲を聴く機会がほとんどなかったので、(ほとんど「あの国まで」とか「Traveling Gargoyle」とかのコラボ曲)バンドサウンドとして聴くのは実はこれが初である。
ほとんど曲を知らなかったので、正直若干「置いてけぼり」感があったのは否めない。

しかし、コラボ曲やトリビュート曲を聴いてもわかるが、彼らの鳴らす音には、音を聴いた瞬間「あっスペアザだ」とわかる強いIdentityがある。
音のデカさとかメロディの特徴とか、そういう曲の表面的な印象ではなく、良い意味での「唯一無二」の音を持っている。
今回も、曲はわからなかったが、彼らは確実に「スペアザ」だった(当たり前)
当たり前なのだが、オリジナルの曲もやっぱりしっかり『スペアザ』してるんだな、というのを感じ入ったライブだった。

あとMCの会話の緩さはテナーっぽくて良い。
もうみんないいおっさんだからだと思うんだが、会話に丸み(?)があって、バンドの雰囲気が良く表れている。
「テナーで一番怖いのはシンペイくん」という話してたが、なんとなくわかる。w
バーサーカーに捧ぐ人だからな…

「あの国まで」が来ると思ってたが、来なかった。
これが唯一今回で残念だった部分。
まあ勝手に期待していただけなんだが…
2019年くらいからあまりにもヤリすぎて、むしろここらでリセットしたほうが良い、という考えになったのかもしれない。
ただ、ゴッチとのコラボ曲「DANCE IN TSURUMI」や、kjとのコラボ曲「Sailin’」はまだライブで聴いたことがない。
次のHINA-MATSURIでこの辺の面子よんでこれらの曲のライブ披露を希望したいところである。

toe

我らが(?)柏倉さんのもうひとつのバンド。
このバンドも初体験。
ただ、このバンドは、なんと言ったらいいか、一言で形容する表現が見つからない。
インストバンドかと思ったら歌入りの曲も持ってたし、フロントマンや柏倉さんが大暴れするし、バンドというより「爆音パフォーマンス集団」というほうが合ってる気がする。

特に柏倉さんのドラムパフォーマンスは圧巻だった。
ハイエイタスでは絶対見ることのないような、パワフルでエモーショナルなパフォーマンス。
演奏中にドラムセットの上に乗って、叫びながら観客を煽った後、ジャンプしてドラムに着地、と同時に叩き出す、あの演出はすさまじい。
柏倉さんのTwitterで投稿されていたコレね↓


柏倉さん、カチナのときのMCでも、この時のMCでも、「ひなっち読んでくれてありがとう!」ってすげー紳士的な(フロントのギターの人に言わせると「社会性がある」w)発言してるのに、ドラムになると人が変わったようになるの面白いな。
その物腰柔らかな態度からは想像もできないほどの情熱を内に秘めている。
二重人格なのかと疑ってかかるレベル。いやまじで。追い詰められたドッピオが急にブチ切れる感じに似ている(邪悪さを除く)。
上述した点を含め、彼のドラムパフォーマンスの圧は、この日全編のバンドのドラマーを通しても一番強かった。
どのドラマーを見ていても彼の姿が嫌でも重なってくる感じがあった。
強い!

また、フロントの2人(とベース)も、寝っ転がって演奏したり、そこら中動き回ったりしていて、全体的にアグレッシブ。
曲も全体的にカオスで、予想外のメロディ変遷していく。
先述の柏倉さんのドラムパフォーマンスや、この辺含め、これが冒頭で書いた「爆音パフォーマンス集団」という印象を、自分の中で決定づけている。

柏倉さんもそうだが、ギター兼ボーカルの人がいい感じに客を煽り、バンドの曲の爆裂具合と合わせて会場をうまくノらせていた。
それまで終始座って鑑賞していたが、煽られた結果、会場全体総立ちに。
以後ストレイテナーもスタンディングスタイルにて執り行われる。
ここで煽ってくれて良かったw(まあ、ここで立ってなくても、テナーが来たら立ってたと思うが)

ストレイテナー

-----------------------------------
泳ぐ鳥
TRAVELING GARGOYLE
BRILLIANT DREAMER
Toneless Twilight
Braver
Parody
宇宙の夜二人の朝
シーグラス
混ぜれば黒になる絵具
<EN>
DAY TO DAY
-----------------------------------

大本命ストレイテナー!!
初っ端「泳ぐ鳥」がもうすでにヤバイ、攻めすぎている。
続くガーゴイルもヤバイ、これもまさかここで聴けると思ってなかったので動揺してしまった。
この2曲で既に結構な体力を消耗。
まあそういう曲だからね。

それと、特に明記しておきたいのはToneless Twilightだろう。
最後に聴いたのは2018年の俺たちストレイテナーって言いますツアー横浜ベイホールのようだ。
Twitterでも呟いたが、計算してみると、実に1235日ぶりにライブで聴いた曲となった。


まさかこんなところで聴けるとは思わないからなあこの曲…
形態的に「フェス」に近いイベントだったと思われ、その場合、こういうマニアックな(褒めている)曲は採用されづらい傾向にあるように思うのだが、それでもこの曲を持ってきてくれたこと、あの場でこの曲に出会えたことに感謝したい。
この曲聴けただけでも、この日行って良かったと思える。

他、ひなっちを尊ぶ祭り(?)ということもあって、ベースが映える曲が多かったように思う。
Parodyや宇宙の夜~は、イントロに印象が強いベースが居座っているし、このイベント向けに選出されているのをなんとなく感じた。
ベースが映えるって意味だと、KINGMAKERとか、ひなっちが好きそうな曲は他にもあるのだが、比較的新しめの曲で攻めてるのかなーと勝手に解釈している。
(KINGMAKERも聴きたいですそりゃもう勿論)

あと「混ぜれば~」もそうだね。
ひなっち向けの曲なのかなと。
ラングラーの話が出てくるし。
これは拡大解釈かもしれないがw

アンコにDAY TO DAYが来るのは想像していなかった。
これアンコに持ってくるかあ、という感じ。
まあ何が来ても同じ感想持ったような気もするが、これも間奏部分のベースは映える曲だから、このイベント向きに用意されていたのかもしれないな、と思ったり。
愛が強いと勝手にどんどん解釈が進むのだ。
幸せなことだね。(?)

余談だが、通称「鰤の夢」において、この曲を愛してやまないフォロワーさんが、前回、Zepp Hanedaで、この曲が始まった瞬間に飛び跳ねているのを目撃したこともあり、今回も少し同じのが見えることを期待したのだが、残念ながら目撃することは叶わなかった。
まあ前回は2階から見下ろす形だったのでわかりやすかったのに対し、今回は1階の、しかもそこそこ前方に位置していたので、視界に入る他の観客が少なかったというのは理由としてある。
その方がどこにいたのかはわからないが、今回も同様に、喜んで飛び跳ねていた様子を思い浮かべながら聴いていた。
幸せなことだ。(?)

おわりに

このイベントの開催2~3日前に、ナッシングスの村松拓が感染した旨のニュースが流れ、ひなっちも濃厚接触者にあたるのでは…と、開催を危ぶむ声も聞かれたが(かくいう俺も開催は無理だと思っていた)、開催できて良かった…
参加しようとしているイベントが開催直前に中止になるのはキツイからね…

ナッシングスで豊洲PITに行った時も思ったが、ここ、とにかく遠い…
在宅勤務に慣れ切った体に、ここまでの移動は本当に心が折れる
まじで電車移動が苦痛になっちゃったんだなーと実感している(前回も書いたけど)
今まではZepp YokohamaとかHanedaとか、比較的交通の便がいいところに行ってきたので、その分豊洲PITの遠さに打ちのめされている。
それだけでライブにいこうという思いをくじかせる気にさせるくらい、とにかく遠い…

一方、遠いのだが、その分、家からの往復で、合計15000歩くらいの歩数になる。
これはカロリー消費の観点では魅力的で、特に「運動」を意識していなくても、移動しているだけでその日の消費カロリーは満たせる。
あと、移動中の電車内の自由時間の幅が広い。
この日も、移動中の電車内で、日課である英語の勉強を済ませた(まあ単語帳やってただけだが…)
このように、遠い分だけリターンもある。

豊洲PITでライブがあるときは、車を使おうと思ってたが(今回は家庭の事情で車は使えなかったのだが)、歩数によるカロリー消費・移動中の電車内の自由時間など、得るものもある。
駐車場も空いてるかわからんし、道路の混雑状況次第では、狙った時間通りに現地にたどり着けるかわからんし、リスクもある。
単純に「疲れる」という理由だけで、安易に車という手段を選ぶのは、早計な気がしてきた。
まあ安易に車を選びたくなるくらい遠い(行くのを億劫にさせる)ともいうがな。
新木場やZeppがなくなった今、都内のデカイ箱としては今後もよく登場しそうなので、長期的な視点で参加手段を考えていきたい。