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IT系技術職のおっさんがIT技術とかライブとか日常とか雑多に語るブログです。* 本ブログに書かれている内容は個人の意見・感想であり、特定の組織に属するものではありません。/All opinions are my own.*

【9mm Parabellum Bullet】カオスの百年Vol.16@EXシアター六本木

 

いってきたぜ9mm!!

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セトリ

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The Lightning
Answer And Answer
Zero Gravity
名もなきヒーロー
ルーレットで口づけを(栗山千明)
ロビンソン(スピッツ)
徹頭徹尾夜な夜なドライブ(UNISON SQUARE GARDEN)
黒い森の旅人
新曲(インスト)
One More Time(新曲)
淡雪(新曲)
Caution!!
Snow Plants
コスモス
泡沫
キャンドルの灯を
太陽が欲しいだけ
Living Dying Message
新しい光
The Silence
<EN>
ハートに火をつけて
Punishment
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MCで言ってたが、9年前にDawningのツアーの特別公演でEXシアター六本木でライブしたことがあるらしく、その関係でセトリにはDawningからの選出が多いそうだ。
個人的にはテナーとかハイエイタスとかほどガッツリ足跡を追ってないバンドのため(すみません)、収録曲のアルバム配置にはピンと来ないのだが、改めて眺めてみると確かにDawningからの選曲が多い。
Dawningからという意味で言えば個人的にはGrasshopperが聴きたかったな…あれ好きなんですよ。
ウイルスの歌詞があるからご時世的に遠慮したのかな?(あまり関係ないか)

あと注目すべきはトリビュート曲群。スピッツは言わずもがな知っていて、栗山千明のやつは昔チラッと聴いたことあってやはり(完全ではないものの)知っていたが、徹頭徹尾~は知らなかった。
ニゾンは全く未着手でして。。。
曲のノリだけでいうと完全に9mmっぽい曲だったから、知らない新曲か持ってないシングルのカップリングか、その辺かと思ってしまったが、違った。
というかトリビュート曲群は全部9mm風の高速ラウドロックスタイルにアレンジされていて、全く知らない人があれ初見で聴いたら「9mmの曲」としか認識できないと思う。
ロビンソンとか、あんなガッツリさせなくても良くないかwという感じすらする。(褒めている)
原曲の爽やかさがほぼかき消えて、9mm風の邪悪さ(?)と破壊衝動(??)が曲の印象の8割以上を塗り替えていた。
あれはあれで好きなんだが、印象の塗り替えが強烈すぎる。
そういえば昔、「ちいさい秋みつけた」すらラウドロックスタイルに無理矢理変調させたことあったなと思い出した。
人の曲ならどの曲やってもあんな感じになるのは色々と凄いというか、さすが。
逆に言うと音楽性について割と唯一無二のアイデンティティを持っているバンドともいえる。

加えて新曲3曲。
インストはパワフルでノリのいい曲。拓郎が「拳突きあげたくなる曲」と言っていた。振り返ってみると分かるが、初めて聴く曲だけに、リズム進行が分かっておらず、どこが「拳突き上げポイント」か良く分からなかった。見渡してる感じではそういう人は多かった印象である。次回に活かしたい(?)。
残る新曲2曲は、比較的シンプルで落ち着きのあるパワーポップスという印象だった。
暴れるというよりは沁みる系の曲。
最近こういう曲増えてきた感じするね9mm。
初期の、破壊衝動に溢れていて、あちこち尖りまくっていた頃の楽曲群に比べると、良い意味で落ち着きを持ち始めている感じがする。
ほのおポケモンが3段階進化しても未だに「ほのお」しか属性持ってない(下手に「ゴースト」とか「かくとう」とか別のタイプに目覚めない)感じというか…正当進化している感じ。
まあ長くバンドやってればそういう変化はどのバンドにも訪れるものだと思うが(テナーなんかもう凄まじい変化している気がする)
逆に言うと、初期の頃に築いたスタイルをブレることなく、18年間も正当進化させてきた感じは、強いなあと感じる。
このバンドは一生「吉祥寺」とかそういう曲書くことはないだろうなという予想がある。

あと「Snow Plant」、既存曲の中でこれだけは知らなかった。
調べてみたらAnswer and Answerカップリングだとか。
そういうのもあるんだな。
まあそりゃそうだな、テナーもカップリングにしか存在しないマニア曲とかあるしな(シルエットとか)
アルバムなら全部持ってるんだがこういうのは見逃していた。
遅ればせながら手に入れようと思う。

上記にあげた曲以外は全部知ってたのだが、知らない曲もちょいちょいあったので、テナーやハイエイタスなどの全曲当然知ってます系の一軍バンドに比べると、非常に僅かながら置いてけぼり感あったのは事実である。
まあそういうバンドのライブに行く時点でそういうのは覚悟が必要になるものなんだが。
逆に言うと、知ってる曲は思う存分楽しめたし、なんならそれらで十分お腹いっぱい、どころか通り過ぎてもう疲労困憊になったレベルなので、十分元は取れたと思っている。
久しぶりにガッツリ(心は)暴れられたライブだったと思う。
楽しかった!

その他

インスタにも書いたのだが、完全固定席・声出しNGという状況下にも関わらず、むっちゃ汗かいた。
これでも上半身は一応半袖のTシャツ一枚だったんスよ。(DEEP BLUEツアーのときのやつ、というか9mmはこれしか持ってなかった)
でも汗だくになっちまった。
いつぞやホルモンを同じ状況で鑑賞したことがあり、そのときも結構な汗だくになった記憶があるが、今回の9mmはそれを超えていた。
ホルモンより個人的に曲に馴染みが強かったというのもあるかもしれない。
固定席であんなに汗かいたライブはコロナ禍では初だなあ、多分。
疲れた、、、が、その分楽しいライブだった。

EXシアター六本木って多分来たの2回目で、前回は恐らくナッシングスのNovember 15thである。
あまりよく覚えてなかったが、なんとなく「普通のスタンディングの箱」というイメージでいたが、今回行ってみたら普通に全席にガッツリ椅子が設置されてて、「あれっこんな感じの場所だったっけ」という感じで面くらった。
前回ナッシングスのときは椅子なんかなくてスタンディングライブ形式だったような記憶があるのだが…勘違いというか記憶の間違いということか…
そもそも名前からしても恐らくライブハウスじゃなくて、「劇場」なんだよなここ。
それをライブにも併用させているというだけの話で。
次に来るときはいつかわからないが、印象を改めなければならない。