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IT系技術職のおっさんがIT技術とかライブとか日常とか雑多に語るブログです。* 本ブログに書かれている内容は個人の意見・感想であり、特定の組織に属するものではありません。/All opinions are my own.*

【キツネツキ】キツネツキリリースツアー@F.A.D YOKOHAMA

 

いってきたぜキツネツキ!!


はじめに

機会があるならいつかライブで見てみたいな~と思ってたMASS OF THE FERMENTING DREGS通称マスドレと、これも機会があるならまたライブでみたいな~と思ってたキツネツキ、が、近場横浜でライブするっていうので、丁度いいから行ってみるかと足を運んだ次第。
まあ、テナーとかに比べると気合の入り方が下がっているのは間違いないが、逆にテナークラスになるとこの規模の箱でライブすることはほぼないし(ナッシングスはやってたけどw)、こういう機会に見ておかないと(特にマスドレは)下手すりゃ一生見ないで終わりそうだったので、そういう意味でも貴重なライブであった。
上述したような考えと、近場という物理的な事情も相まって、なんというか、すごく肩の力を抜いて、「気楽」に行ってこれたライブである。
このご時世なのもあり、タイミングがハマってそれなりに気乗りしないと、行こうと思わなかっただろうが、この時期に第七波が来るとは想像していなかったので割と勢いでチケを確保してしまったため、こりゃもう行かないと損だろうと考え、行ってきた。
結果、正解だったと思っている。

MASS OF THE FERMENTING DREGS

インスタでも書いたんだけど、マスドレとの出会いは古くて、2009年ごろ、当時女性ボーカルのバンドを色々探し求めてた時期に、「MASS OF THE FERMENTING DREGS」を見てジャケ買いしたのが最初だった。
音源の音量のデカさが印象的で、暴力的な爆音で進行する、一見カオスだがその実まとめっている音楽と、爆音に似合わない優しい声のアンマッチがハマって、「MASS OF THE FERMENTING DREGS」はジャケ買いだったが、そのまま続きで「ワールドイズユアーズ」を購入した。
その後テナーとかにハマっちゃった関係で、あまり状況を追跡していなかったのだが、ここに来てまさかキツネツキとの対バンで初ライブとは全く想像していなかった。
音源に出会ってから約13年経って初ライブにこぎつけるというのは、何か一つの映画のストーリーのようなロマンを感じる。

ライブでの彼女らは音源の印象といい意味で同様、というか、音源の相似形で5倍くらいデカくなかったような、圧倒される爆音ライブパフォーマンスだった。
初っ端ボーカルの「せぇーーー…っの!!」という気合の入った合図からスタートした直後からもう「お前ら終わるまで休ませねえからなっ!」みたいなガッツを感じた。
モッシュ・ダイブありならガッツリ暴走地帯が出来ていたであろう間違いない、ライブ向きのバンドだね。
ていうかそもそも音がデケえのよ。
箱が小さいのでスピーカーとの距離が物理的に近いというのもあるんだろうが、それでも凄まじい音量だった。

「ワールドイズユアーズ」より後の楽曲を直前まで予習していなかったので、割と急遽楽曲を吸収して臨んだのだが、「Sugar」「New Order」をやったのは覚えている。
あとファーストからは「delusionalism」「エンドロール」がエントリーしていた。
「エンドロール」に入る前に「めっちゃ長い曲やります!」て言ってたから「あーこれ来るんだろうな」と思ってたら案の定で安心したw
個人的に「ハイライト」が聴きたかったのだが…残念。
まあ聴きたいなら他のライブに足を運べってことなんだろうな。。。
そのうち!!

キツネツキ

調べてみたら2018年3月にFullarmorとの対バンで見たのが最後らしい。
4年ぶりか。
その時に聴いた「ちいさい秋みつけた」のラウドロックアレンジが強烈で忘れられず、音源あるなら手に入れたいな~と思ってたらちゃんと発売されていた(知らなかっただけ)という。。
ライブチケ確保後に、「キツネノマド」「キツネノナミダ」を急いで入手し、聴き漁った。
念願の「ちいさい秋みつけた」以外にも動揺をロックアレンジしている曲がいくつかあり、「こぎつね」「証城寺の狸囃子」「アイアイ」「犬のおまわりさん」と、最早彼らの代名詞になりつつある(ように個人的に感じる)。
楽しんでやらかしてる感じがしてとても良い。
これらのうち「こぎつね」「証城寺~」「ちいさい秋みつけた」は今回のライブで聴くことが出来て、満足!

取りつかれメンバーはマスドレのギターの小倉さん。
彼と卓郎・滝両名は同大学(つまり神奈川大学?)の同級生らしく、「(ほぼ20年くらい前の)学生時代に一緒にレッチリをやった」とか「1号館の前でデモテープ配った」などの、学生時代のエピソードがMCで披露された。
俺もほとんど同世代の学生時代を過ごしているので、何故か俺も一方的に懐かしくなった(全然大学違うのだが…)
この瞬間だけは、プロのアーティストというよりは、久しぶりに会った学生時代の友人3人で組んだ仲良しバンドって感じで、卓郎氏も「安心する」って言ってたし、多分そういう感じだったんだろうなと思った。
取りつかれメンバーと共に「ふたりはサイコ」「ケダモノダモノ」「QB」をガッツリやって本編終了、その後アンコで「てんぐです」「まなつのなみだ」をまた3人で。

本編ラストをQBで締めるのは「ケダモノダモノ」に収録されてるライブトラックと同じだな。
途中の構成も、ちょっと違ったが、基本的にはこのライブトラックと似ていた。
曲がそもそも少ない(ので似通う)という特徴はありそうだが、今のところ大体そんな感じなのかもしれない。

その他新曲と思われる曲が2曲ほどあったので(そもそも本編最初の曲がそれだった)、終演後に「キツネツキスリー」をほぼ脳死状態で購入。
「買わないっていう選択肢あんの??」的な。
まあライブの後は大体そんな感じになるんだけど。。
翌日以降の仕事中BGMである!!

おわりに

  • 豊洲PITみたいなデカイ箱ではないので、椅子はなくてスタンディングのライブだったが、別に場所が決められてるわけじゃなく、そこそこ自由に動いて回れるスペースもあった。
    実際それで前方に食い入ってたやつも数人見かけたので、そういう自由さだけ見たら、コロナ禍前のライブの様相を思い出した。
    俺はほとんど動き回らなかったし、周りにいる人らもほぼ同じ場所で突っ立って見てたけど、ああいう「自由に動き回るやつら」が会場の過半数を占めてくると、自然とみんなゴチャゴチャのカオスになってモッシュも起きてくるんだろう。
    昨今のライブでは、そういうのが(意図したものかどうかは知らないが)加速しちゃって、コロナ禍前のようなモッシュモッシュこんにちは(?)状態になったというのも、たまーに見聞きすることがあるが、このライブではマスドレもキツネツキも含めてそんなことは一切起こらなかったので、そういう意味では秩序の保たれた平和なライブだったと言える。
    (まあこのご時世ではこれが本来あるべきライブの姿なのだろうが)
  • ただマスドレではグニャグニャと体揺らしたし(?)、キツネツキでは楽しくてヘドバンみたいなことしちゃったので、ライブ後は汗だくだったし、翌日は筋肉痛だ。。
    まあこれくらいの効果がないとライブいった感があまりなかったりするし、たまに見るバンドでこんだけガッツリできたら満点だろう。
    逆に言うとコロナ禍前のようなモッシュダイブありのライブだったらどれだけの体力を消耗していたかはわからない。
    この面子のパワフルさはそういうライブで再体験してみたいなー。
    きっともっと面白いと思う!
  • どうでもいいが、FADは近場なのがいい。
    ライブ後も1時間しないで家に着けるからね。
    箱的にもこじんまりして、「ザ・ライブハウス」って感じで気に入っている。
    他のバンド(テナーとか)もこういうところでライブしてほしい。チケ取れなそうだけどww
  • ひとつ失敗したのは、今回クローク使っちゃったことである。
    スタンディングであろうことは予想していたが、ほぼ同じ場所から動き回らない・割と周囲にスペースがある、といった事情を予想できなかったので、大事をとってクロークに鞄預けたんだけど、あれくらいの感じだったら預ける必要なかった。
    実際リュックそのままで参加してる人が多くて、クローク代500円無駄にしちゃったなーという感じだった。
    今後(コロナ禍のこの状況でのライブが続く限りは)クロークは使わないようにしておこう…
    まあそれまでに何回FADに行くことになるのかって感じではあるがw

お疲れさまでした。