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IT系技術職のおっさんがIT技術とかライブとか日常とか雑多に語るブログです。* 本ブログに書かれている内容は個人の意見・感想であり、特定の組織に属するものではありません。/All opinions are my own.*

【9mm Parabellum Bullet】Walk a Tightrope Tour 2022@Zepp Haneda

いってきたぜ9mm羽田!!


 

セトリ

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Hourglass
All We Need Is Summer Day
Supernova
反逆のマーチ
Psychopolis
悪いクスリ
白夜の日々
インフェルノ
夏が続くから
Spirit Explosion
Cold Edge
淡雪
tear
タイトロープ
キャンドルの灯を
The World
ONE MORE TIME
Black Market Blues
Termination
泡沫
煙の街
<EN>
Carry On
Talking Machine
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レコ発のツアーとは思えんような、カオスでアツいセトリ!
「TIGHTROPEは10曲35分しかないので、ライブには昔の曲も色々入れていく」というのが、事前に卓郎さんからアナウンスはされていたらしいが、個人的にはそれを知らなかったので、その分衝撃的というか、俺得度が増した良いセトリになっていた。
比較的固まってるブロックはあるが、全体的には良い感じに既存曲との間に散りばめられているのもあり、「レコ発っぽさ」を感じない、なんというか「妙な新鮮さ」みたいなものを感じるセトリに仕上がってる気がする。

そもそも9mmはもともとワンマン行く数が少ないこともあってか、ライブ初聴きの曲が結構ある。
アルバム収録曲は当然として、「反逆のマーチ」「悪いクスリ」「Psychopolis」「インフェルノ」「The World」「Termination」「Carry On」あたりは多分初だと思う。
これらはマジで「おいおいこれ来るのかよ!」って感じで驚きと感動が隠せないレベルで、来て良かったと心から思えた。

そもそも初っ端ブロックで「反逆のマーチ」のイントロが流れ始めた瞬間に少し脳汁が湧いたのを感じた。
このツアーでそれすんのかよというか、「えレコ発なのにそれヤッちゃっていいんですか?」というか、良い意味で裏切られた感覚。
これからのセトリに期待できないわけがなくなる。
あそこがこのライブ内で自分の中でかなり盛り上がった瞬間だったかもしれない。

あと、Psychopolis~悪いクスリの、シームレスなつながりが個人的に最高だった。
Psychopolisの、あのスピード感あふれる曲調のアウトロと、悪いクスリの、あの比較的ゆったりした曲調のイントロが、そう言われてみれば確かにリズム的には似てるなという感じはあるが、まさかそのまま2曲をそこで無理やり溶接するとは思ってもみなかったので、凄まじいことやってのけるなという感じだった。
衝撃が過ぎるというか、ちょっとヤリすぎじゃねえのかくらいの、(良い意味で)頭おかしい展開だったと思う、というか俺は多分あの辺で少しテンション迷子になって頭おかしくなってたと思います。

Spirit Explosionは、カオスの百年のときに聴いた時に比べると会場内における「拳突き上げる」感じが広まった感じが見受けられたな。
まああの時は事前知識なしの完全初披露だったので会場もどうすりゃいいのか戸惑ってた部分はあったと思うが、今回は事前に予習する時間がたっぷりあったので、みんな割と最初から拳突き上げてた気がする(俺含め)
でも拳突き上げすぎて正直肩がちょっと痛くなった。
この曲に限った話じゃないんだけど、9mmはライブ中いい感じに休める曲をくれないので、割と全曲拳突きあげてた感じがする。
40前のオッサンにはキツくなってきたかもしれない…

あとそうそう(何)、Cold Edgeね。
これはまあPyramid ActとかJapan Jam 2019で聴いたことあったけど、このライブで聴けるとは思ってなかった。
これやっちゃうのかよという感じ。
大好きな曲なんだけどフェスやら何やらでのライブ定番曲って感じではないので、正直そこまで聴ける機会はないので、結構ラッキーだったと思っている。

「One More Time」も、Spirit Explosionと同様、カオスの百年でやったときより場の盛り上がりが強かった気がするな。
今作の全体的に暗い雰囲気のアルバムの中で(まぁ9mmは大体そんな感じだが)こいつだけちょっとテンションが違うというか、むしろ若干開き直ってる感じのある曲だが、その分楽しさが他と違った。
この曲で体動かすのはとても楽しかったな。
正直この曲の時が一番「楽しかった」かもしれない。

Termination、サビのとき、卓郎さんが「歌ってくれぇーーー!!」って叫んでて、当然こんなご時世なので声は出せないのだが(正直一部は声が漏れ出ていた気もしなくもないがw)、そのあと「聞こえたぞぉーーーー!!」って叫んでて、なんてイカすカッコいい煽りするんだと思ってしまった。
会場内と心がつながってる感じというか、「声に出せなくても聞こえてるぞ」的なメッセージを感じたね。
テナーでいうところの、メロストのラスト部分の大合唱を、ホリエさんが「みんなの心の声が聞こえた」みたいなことを言ってた時があった気がするが、あれとまあ本質的には同じ種類の感動である。
しかしボーカル本人がヤバイくらいシャウトしてるので、本質的には同じなんだけど方向性が違う感動というか、エネルギーがスゴイのでそれに圧倒される部分はあった。
ライブ後にTwitterのTLでもチラチラ同じようなことを呟いてる人を見かけたが、多分みんな同じように感動したんだろうなと思う。
ああいうのを共有できるというのはライブの良いところだなと思うね。

本編最後はアルバム同様「煙の街」でシメる。
実際にステージに煙たいて演奏していて、演出効果も良くできていた。
どうでもいいけど、この曲の暗黒感はヤベェと思う。
救いがなさすぎる、鬱が過ぎる。
どういう精神状態してればこんな曲作り出せるんだよというか、よくもまぁこんな曲作れたなというか、そんな感じ(誉め言葉)。
凄まじい闇を感じるので、ライブの最後に持ってくるには正直向いてない気がする。。
まあアンコある前提だったし、レコ発という都合仕方ないかという感じはあったが。
闇すぎないこの曲??

アンコでCarry On来たのもビビったな。
これやるんだという感じ。
まあ上に挙げた「初聴き」の曲に関してはどれもそうなんだが。
これ最初のイントロのあのスピーディなギターの部分って卓郎さんがやってんだね、この日ライブで見て初めて知った。
ずっと滝さんがやってるもんだとばかり。。
ボーカルも兼ねつつあんな高速リフもやってのけるのってスゴイなと思う(小並感)
脳の処理回路と肉体が良く連動するなという感じ。

アンコラストはTalking Machineでシメる。
最初の1,2,3,4の部分は声出せたらめっちゃ楽しかっただろうけどなー。仕方ない。まあ「声出せれば」の部分はこれに限った話じゃないんだけどさ。
こういう往年の曲はやっぱりライブ体験が楽しい。
体揺らして楽しむのがよくハマるというかね。

総じて、よく体動かしたライブだった。
体力を消耗したともいう。
意外にも(?)Punishmentがなかったのだが、それなりにヘドバンチックなことはしたらしくて、翌日首回りが筋肉痛になった。
9㎜のライブは図らずも良いエクササイズになる。
楽しかったです!

その他

  • ステージ入りの曲がいつものようにTDidital Hardcoreじゃなく、完全無音の中入ってきて、挨拶もMCもなくそのまま1曲目に入るという、今までとは違う変則的なライブの始まり方をしていた。
    これもライブの演出の一環だったんだろうか。
    最近だとアジカンがこういうスタイルのライブの入り方していたのは見たことあるけど、9mmはイメージなかったなぁ。
    Didital Hardcoreの1,2,3,4のところちょっとやりたかったのだがw、まあTalking Machineでやれたからいいか(?)
  • 知らなかったのだが、このライブは配信も兼ねていたらしい。
    もともとそういう目的ではなかったと思われ(多分)、福岡公演が台風で中止になってしまったことへの救済措置というか、そのために設けられた施策、のような節があった。
    そういうわけなのか、一時的にMCで「今だけ福岡って叫んでいいですか!」とか言われて、実際煽られて笑った。
    そう一時的にオレはあのとき福岡民だったのだ!
    とはいえ、こういっちゃなんだが、ライブってやっぱり現地で生で体験してこそなんぼのものなので、配信経由で見ることで、中止になった当日の感激や感動と同等のものが得られるかというと、多分そうでもないとは思うのだが(俺がその立場ならそう言う風に感じると思う)、まあ、こういうバンド側の粋な計らいには、敬意をもちたいとも思う。
    これに関しては当の本人しか分からないだろうし、色々な意見はあるんだろうけど。
  • 「グッズは帰りに買えばいいか」と思って油断してたらツアーTが全色全サイズ売り切れててワロタ。
    というわけで残念ながらツアーTはここでは買えなかった。
    フェイスタオルは買えたので、とりあえずそれだけはゲットしておいた。
    グッズ、通販とかされるかな…そしたら買いたいと思う。
  • DEEP BLUEのワンマンのときも感じたんだけど、9mmってワンマンの終わりが結構早いんだよな。
    この日は日曜日ってのもあって開演が18:00とそもそも早いという事情はあるのだが、それにしたって本編終了時点で19:35で、アンコ含めても20:00前には終わっていた。
    羽田という立地の交通の便がいい関係もあってか、21時ちょいすぎには家についていたので、すごくコンパクトなライブの印象がある。
    曲数でいったら23曲もやってるから決して少ないわけではないんだけどね。
    単純に1曲1曲が早い(短い)関係もあるんだろうな。
    テナーとかに比べると、短時間にガッツリとライブが濃縮されているような感じ。
    その分、体力の消耗は激しいw


おつかれさまでした。