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IT系技術職のおっさんがIT技術とかライブとか日常とか雑多に語るブログです。* 本ブログに書かれている内容は個人の意見・感想であり、特定の組織に属するものではありません。/All opinions are my own.*

僕の転職活動日記3

実は転職していた。
2021年11月から4社目で、現在はHeroku(Salesforce)で働いている。
Herokuでの勤務期間が早くも1年を過ぎたので、記念と振り返りでブログにしたためる。


はじめに

まずそもそも、2021年11月に転職したにも関わらず、なぜ1年経った今になって今さらブログ書いてるかというのを、簡単に釈明(?)しておきたい。 最初の転職以後、転職先の会社に長くいるというのをあまりしていない(1社目:11年、2社目:2年、3社目:1年)。 世間一般的な見解からすると、これは少なくともあまり良い事だとは見られづらい傾向があると思っている。 まあ個々の事情があると思うし、実際今回自分も1年たらずで辞めて転職して今に至るので、個人的には完全に悪いことだとは思ってないのだが。 一方で、「辞める」ということに対する心理的な抵抗が薄くなっているのは事実なので、今回転職したあとも、また短期間で辞めちゃう(辞めたくなっちゃう)可能性はあると思っていた。 そういうのもあってブログにしなかった。 ただ、振り返りという意味も込めてどこかで一度ブログにしたためたいとは思っていて、前職の在籍期間1年という期間を超えて、なおまだ転職しようと思わないようであれば、ブログにしようと思っていた。 で、転職後1年経った今、現状その意思はないので、ブログにしたという流れである。

転職経緯

3社目を1年足らずで辞めた経緯を書いておく。

  • 言葉を選ばず一言で言うなら「仕事がつまらなかった」。というかもう少しハッキリいうなら「話が違った」。 こういうことがしたい/そういうことをしてもらいたい、という話で入社したのに、入社後にやってる仕事は、それとはほぼ正反対の仕事だった。 プロジェクトが変わって多少改善はしたものの、やはり本質的には自分が求めていた仕事ではなく、日々少なからずストレスを抱えて生活していた。 やりたくない(面白くない)仕事に従事するのが、単なる「時間の浪費」だという思いがあった。 このまま仕事を続けていると遅かれ早かれ病むな、という危機感があった。 そんなわけで、「この環境を早いとこ変えよう(変えないと)」という思いがずっとあって、結果的にそれが1年で実現したということになる。
  • 追加で言うと、ワークライフバランスが悪化したのも理由の一つにはなっている。 というか2社目が比較的緩かっただけだと思うんだが、それにしたって3社目はなかなかヘヴィだった。 1社目の過渡期に比べると全然大したことないんだが、それでも午後いっぱい・定時までMeetingがあるのは普通だったし、その後20時・21時まで社内Meetingがあったりとか。 また、仕事はリモートだったが、あくまでプロジェクトベースなので、コロナの状況次第では出社する可能性も考えられたし、実際とあるプロジェクトでは一時的に客先への出社が余儀なくされた。 総合的にみて、このままこの仕事を続けることに対する抵抗感があったのは事実だった。
  • ここで改めていうことでもないのだが、会社は組織で動いていて、組織としての方針や戦略が先にあって、そこで働く個人が、会社員としてそれにどうalignしていくか、というのが会社と会社員の関係なのである。 だから、「なんでこんなクソ仕事させるんだよ」と直近の見える範囲に不満たらしてもしょうがないのだ。 なぜなら残念ながらそれが会社(員)というものだからだ。 そうした不満の出どころを深堀していくと、結局「会社と合わなかった」という月並みな理由にいきつく。 実際そうだと思っていて、思い返してみるに、この会社にいたときの会社や組織としての活動方針には、特別「面白そうだ」という思いが湧かなかった(それは残念ながら今も同様である) なので、そもそも俺はこの「会社」と合ってなかったんだろうな、という風に思い返している。
  • そもそもの話として、転職前の目論見が甘かったというのはあると思っている。 入社前に、「そういうこともあるかもしれない」という危険性を予測できなかったのかと自問すると、自分なりに多少反省はある。 誰しも少なからずそういう側面はあるものだとは思うが、入社前には、多少の不安はあれども、基本的には次のキャリアに向けた大きな夢を思い描いていて、そっちのパワーのほうが色濃く出る。 「次の場所でこういうことやって成長するんだ!」っていう、自分本位の輝かしい未来像が先にあって、現実が見えていない。(まあ「これから」体験することなんだから当たり前なんだけど) それに負けたところはあるんだろうなとは思う。
  • ちなみに社内転職(異動)も考えたし、実際後述する転職活動と並行してその活動も「触り」だけはやっていた。 そうこうしてるうちに転職活動の方でオファーが出て、かつそっちのほうが条件が良いもんだから、社内異動してまでこの会社に居続ける意味もないな、と思って、社内異動はお蔵入りになった。
  • これは余談なんだけど、今回(3社目)で仕事してみて感じたのは、「もう俺はSIはできないな」ということ。 かつて(特に1社目)は、たまに人権をはく奪されることもある大変で泥臭い仕事だが(?)、一方でその分のやりがいのある楽しい仕事だと、そう思っていた時期が確かにあったのは間違いないが、現在はもうそれに面白みややりがいを感じなくなっている自分がいることに気づいた。 SIという業態自体を否定しているわけではなくて、単純に自分にはもう合わないという悟りの境地に勝手に入ってしまったというだけの話である。 多分しばらくSIに携わるのからは避けると思う。

転職活動

  • これは相変わらず今もそうなんだけど、LinkedInやらOpenworkやら、あるいは昔受けた会社のリクルーターさんから1年後くらいに「またこういうポジション空いたんスけど、どうすか?」って声かかるやら、とにかく、ありがたいことにそういうのをたくさんいただけている。 その中から、これ面白そうだな、というところにコンタクトを取り、最初はカジュアル面談で仕事の概況とか聴いて、よしやってみようと思ったら応募する流れ。 これは能動的な「活動」ではないので、「転職活動」というと個人的に違和感あるのだが、とにかくそういう感じのアクティビティである。 今後も多分(今のところ転職するつもりはないけど)仮に転職するとしたらそんな感じで転職すると思う。
  • 今回の、つまりSalesforceも、昔(2~3年くらい前?)受けたことがあって(そのときは落ちたw)、そこのリクルーターさんから「こういうポジションあるんだけどどう?」とメールで連絡が来たというのが発端。 そのまま申し込んで、受かった。 前回受けたのとは全然別のポジションだったのだが、むしろ前回受けたのより面白そうな(興味ある)ポジションだったので、チャンスに乗っかった形だ。
  • ちなみに他にも(時期はばらばらだが)3~4社ほど選考に進んだ案件もある。 うち一社は最終面接まで進んだのもあったのだが、そっちは落ちてしまった。 ただまあ最終まで進んだっていうのも加味するとそのうちまたお声がかかるかもしれんのでw、今回はタイミングが悪かっただけだと思うようにしている。外資の選考なんてそんなもんだ。まあ米国外資Techは2022年現在採用に消極的な色が強いので、声かかるとしても大分先かもしれないが…

 

現在

  • 冒頭書いた通りでHerokuの仕事をしている。(会社の所属としてはSalesforce) Herokuは入社以前から個人的にも使っている好きなサービスである。 好きなサービスに仕事で関わることが出来て嬉しく思っている。 前にとある人と話したことあるが、やはり仕事で関わるなら少なからず「製品愛」があったほうがよい(ないとやっていけない)な、と実感している。 大変なところはあるけど、実際今は割と楽しくやらせてもらってます、はい。
  • すごく大雑把にくくれば、今までと同様ITエンジニアとして働いているのは変わりないのだが、3社目以前と比べるとロールは変わっていて、そういう意味ではチャレンジングな転職をしたことになる。(まあ転職は大体チャレンジングなものだが) そういう意味では、日々経験することが真新しくて新鮮だが、それは3社目で感じた「話が違う」とは感覚的には真逆で、基本的にはそれを楽しめてやれている。 もちろん仕事である以上はキツいことも少なからずあるわけだが、今のところ転職したことは満足していて、不満はない。 これは精神衛生上非常に重要だと思っている。
  • なお、「仕事でキツイこと」のうち、今のところ絶対王者として頂点に君臨しているのは「英語」である。 技術スキルとか仕事の段取りとかその辺でも苦労することがないわけではないが、それに比べても圧倒的に英語で苦労することのほうが多い。 仕事の共通言語が英語なので、「英語に出会わない日」というのがそもそも存在しないのだ。 正直ここまで英語を必要とする仕事だとは思っていなかったので、本当に文字通り「良くも悪くも」想定外であった。 そんなわけで今でも英語は継続勉強中だが、TOEICと生の英語だとやっぱり全然違うからね。。 ちなみに1年前と比べるとTOEICのスコアが100点以上UPしてるが、これ正直、日々の英語の勉強の成果というより、仕事で遭遇しまくってる英語のおかげな気がしている(そんなにスコアアップするほど「勉強」したという実感が実際、あんまりない)。 余談だが、同僚にインド人が多いので、個人的にはインド英語が一番聴き取りやすい。何度か言ってるがTOEICでのインド人スピーカー採用を強く希望する。
  • Github AccountのOrganizationにHerokuが加わった記念。やったぜ!(まあHerokuに携わる人は全員そうなるんだが)

  • 1年経ったので記念画像もらえたのでせっかくなので貼っておく

  • 仕事は99%リモートワークで自宅からなのだが、数か月に1回オフィスに行くことがある。まあでもそんな頻度でしか出社しないので、入社後1年でオフィスに行ったのは2回とか3回くらい(片手で数えられる程度)しかない。2022年2月に新オフィスがオープンしたのでとてもおしゃれでキレイで、イカした設備やサービスも兼ね備えたナイスなオフィスなのだが(ニュース記事にもなっている)、コロナ禍故全然人がいない…正直とても勿体ないと思う。。(個人的にはこういうところに予算割くくらいなら給与に回してくれて構わない派なのだがあくまで個人の意見ですjust my opinion!!)というわけでせめてオフィス行った時の写真を少し載せておく。
    オフィスに関しては大手町の地下からして既に広告が始まっている

    総合受付的なところ

    Salesforce Tower Tokyoオープン記念でTシャツもらった

    たしか3月か4月にいったときに何故かオフィスで配ってたみたらし団子

    最上階のOhana Floorっていうところでコーヒーをいただいた

 

おわりに

そういうわけで今は「Herokuの中の人」です。ちなみにそういう人のことを「Herokai」というらしい。というわけで、Herokaiです。そして今の感じだと今後もしばらくはHerokaiだと思う。願わくばそうでありたい。
なお、「Herokuの中の人になったことで下手にHerokuのこと口にしづらくなっちまった」という(この世界ではよくある)理由で、仕方なく所属を明らかにしているだけで(必要なければ名乗りたくなどない)、別にガンガンHerokuしていきますみたいなそんなつもりはない。むしろプライベートではVercelとかGCPとかそっち方面の発言や投稿が多くなる気すらする。それとライブか。。(むしろこっちのほうが多いかw)まあそんなわけで基本的には「ライブ好きのITエンジニアのおっさん」のまま、何も変わらないのである。
中の人としては勿論、個人利用者としても、Herokuに色々ある(あった)のは知ってるのだが、少なくとも「中の人として」は、今もこれからもそれらに触れることは(よほどのことがない限りは)ない。SNSだろうがブログだろうがQiitaだろうが、語ることはすべて「個人の意見」の範疇にとどめる予定だ。
この記事は冒頭書いた通り、あくまで転職というイベントの振り返りに書いただけに過ぎないのだ。

ま、そんなわけで。1年経っちゃったけど転職しましたよ、という報告でした。