RM-BLOG

IT系技術職のおっさんがIT技術とかライブとか日常とか雑多に語るブログです。* 本ブログに書かれている内容は個人の意見・感想であり、特定の組織に属するものではありません。/All opinions are my own.*

【ACIDMANN】re:Loop@KT Zepp Yokohama

いってきたぜACIDMAN re:Loop横浜!!


 

セトリ

-------------------------------------
type-A
アイソトープ
swayed
波、白く
Rebirth
FREE STAR
ALE
星のひとひら<br/ 愛を両手に
Slow View
O
静かなる嘘と調和
リピート
今、透明か
飛光
ドライドアウト
turn around
<EN>
ALMA
夜のために
Your Song
-------------------------------------

4年前の「創、再現」のときは、セトリも当時を再現する忠実度だったが、今回はRebirthやFREE STARが普通の顔して(?)入ってきていることから、「セトリ再現」ってわけではないようだ。 変な言い方だが、「Loop」というアルバムのレコ発ツアー、っていうほうがむしろイメージが近いかもしれない(しっくりくる)。 あるいは「Loop」をリアレンジで再販しましたみたいな感じだろうか? 4年前の「創、再現」とはまた違う、新旧入り混じった不思議な「再現」ライブになった。

Loop以外の曲の中はレア曲が多かった印象で、特に「ALE」「星のひとひら」「愛を両手に」「静かなる~」は初めて聴いた。 なんなら「静かなる~」に至っては音源すら持ってないので完全に人生初体験。 こんな曲も合ったのか、という。 ACIDMANはテナーほどのガチ勢じゃないのでこの辺攻められると正直弱い。。 逆に言うとガチ勢かつこの日が今ツアーの初参戦の人にはたまらなかっただろう。

「ALE」って、前のインスト曲「Link」のアウトロと繋がってるんだよな。 あの連続的なつながりが個人的に好きなんだが、まぁインスト枠としては既にLoopに1曲いるし、Linkを選定してまで披露するには至らなかったのだろうな。 残念ではある。

Loopは、当時からガンガンに聴きこんでたわけじゃないんだけど、どの曲も(勿論)聴いたことはあって、それが20年の時を経てまたライブで披露されるというのは、個人的にはとても良い機会で、「創、再現」もそうだったけど、こういう機会をバンド側から提供してくれるのはとてもありがたい。 こんな企画がなければ恐らく一生ライブで聴くことはなかっただろうって曲がいっぱいあるので、参加機会が与えられてとても良かった。

個人的に今回のツアーで収穫だったのは「type-A」「アイソトープ」「ドライドアウト」だ。 これは当時CD発売された頃からすげー好きな曲で、めちゃくちゃヘヴィロテしてた記憶がある。 そういえば、今は亡きiPod Classic(笑)で「type-A」聴いてるところ友人に見られて「おっ、お前もゼブラヘッド聴くの?」と話しかけられた記憶はハッキリ残っている。(その頃はゼブラヘッドの存在すら知らなかったんだけど。そういやゼブラヘッドにもtype-Aって曲あるもんな確かに) その頃はまだ完全なるライブ童貞で、「ライブで聴きたい」という発想すら持ってなかったが、20年の時を経てライブで初めて聴けたというのは、もはや感無量の域である。 もはやこの辺の曲聴くためにライブ来ましたといっても過言ではないくらい。 それくらいこの曲には思い入れが強かった。 聴けて良かったです。ありがとうACIDMAN

ライブで聴いた感じ、音源との乖離というか、印象がガラッと変わったと思ったのは「turn around」だった。 これ、少なくとも個人的な印象では、音源だともう少し「不思議な曲」?というか、もっとゆったり静かに流れるイメージがあって、そんなロックロックしてないと思っていたんだが、ライブだとなんかガッツリしてて、印象が全然違った。(良い悪いではない、単純に自分の中での「印象」と全然違った、という驚きの一例として挙げている) あとから音源聴き直したら、割と音源のほうもガッツリしてたので、単に思い出の中で勝手にそういう印象に育っていたという、ただそれだけのようだ。 本編の最後に据えられたというのも印象の違いに一役買っている可能性はあるな。 こんな曲だったんだな~という驚きというか、新発見。

このアルバムの中でも、「波、白く」とか「飛光」とかは、ちょいちょい他のライブとかフェスでも聴いたことがあったので、Loopの中でも「(今回)聴きたい!」って思いは、実はそれほど高くなかった。 いや勿論聴きたい曲には当然入るんだが、これらの曲は「一度聞いたことがある」という実績と、実際問題「Loop」の枠を超えて生きていける頭ひとつ抜き出た存在という印象に最早なってるので、こと今回のライブにおいては、やはり、わざわざ再現ツアーしないと聴けないような「type-A」や「ドライドアウト」のほうへの思いのほうが強くなりがち。 逆に言うと今回のライブ逃すとしばらく聴けないんだろうしな(なんならこれが人生最後かもしれん)、と思うと、やはり行っておいて良かった。 まあ羽田も行くんだけどw

その他

  • ライブ開始前には、ステージに薄膜がかかっていて、開始と同時に暗転し、直近のライブツアーの映像から徐々に過去に遡っていく形で映像が映し出されていく。 type-Aのイントロと同時に3人の影が順次薄膜に映し出されていき、曲の開始と同時に薄膜がぶわーっと下がって曲に入る、というスタイル。 終幕ではステージのバックに、Loopのロゴの破片が徐々に集合するような形で集まり、最終的にre:Loopのロゴにが映し出されて終わる。 薄膜の演出はテナーやナッシングスでも使われていたけど、経験した中だと今回のACIDMANが一番ハデに、というか、上手い具合に演出効果として使用している感じだった。 これに限った話じゃないんだが、「夜のために」や「愛を両手に」でステージバックに歌詞を映し出したり、「ALE」や「星のひとひら」で宇宙的なw映像を流したり、全体的に見てACIDMANはステージ映像効果の使い方が上手い。 ライブ演出の一つの手段としてちゃんと利用している感じが良い。 テナーももっとこういうの使えばいいのになというのは感じるくらい。
  • 今回、会場内に普通に柵があって、移動が結構制限されてるイメージだった。 昨今のコロナ禍の制限緩和の動きを受けて、この辺の柵取っ払われて普通に自由なスタンディング形式のライブやるもんだと思ってたので、これは意外だった。 全体通して、モッシュもダイブも起きない普通に平和なライブで、観客が自由に声出しする以外はコロナ禍全盛期の制限ありありライブと同じだった。 もしかしたあの柵取っ払えないのかな??横浜の会場施設仕様よくわからん。。
  • 個人的に意外だったが、「ACIDMANは神奈川県でワンマンやるの初」なんだそうだ。 へー、そうだったのか。 ただまあそういわれてみるとあんまり神奈川との縁はなさそうなイメージはある。 わざわざベイホールとかFADとかでライブやるイメージは確かにあんまりないな。 言われてみるとって感じで、言われるまで気にしたこともなかったけど。 KT Zepp Yokohamaは個人的に近くて交通の便がいいのでまた来てくださいACIDMAN
  • TwitterのTLでポロポロと発言が流れてきてたのを知ってたので、大方予想はついていたが、俺がついたころには物販はもう全滅寸前の状態で、特にTシャツは全色全種類全サイズ完全完売だった。 「1枚くらい買えるかなー」と思ってたのが間違いだった。 全然無理。 アンコで出てきたときも、メンバー全員本編と同じ格好で、 「普通はアンコールのときってツアーのグッズ着て出てきて『物販売ってるので買っていってね』って宣伝するんだけど、もはや俺たちが着る分すらないほど売れてしまって。ありがとう」 って大木さんが言ってたのでマジに予想外に売れていたようだ。 「手に入らなかった人はごめんなさい、後で必ず買えるようにするんで。」って株式会社FREE STAR代表取締役社長として約束してくれたので、信じて待ちたいと思います。
  • ACIDMANのワンマンライブって、「前半後半の間の長めのMCで一悟さんが必ずくだらないダジャレをいう」っていうのが風物詩というか定例イベントだと思ってたんだが、この日特に何もなかったな。 もうあのムーブメントなくなったのかな?普通にMCしてたしな。 逆に(?)サトマさんが一言発してたのは意外だったというかライブで喋ってるの初めて見たかもしれん。 「まともに喋れるようになったじゃねえかよw」って一悟さんがいじってて面白かった。
  • 「20年の時を経てまたもう一度こうして披露できるのは本当に奇跡みたいなこと。本当にありがとうございます」って言っておきながら 「でもさ宇宙って138億年でね」って即座にかぶせてきたの笑った。 どんだけ宇宙のこと話したいんだよw ここ含め、この日は全体的にいつもよりやけに宇宙を推してる感じが強くて、いつも以上に「教祖」っぽさが強かった。(良い意味で(?)) 「20年前のライブに来てくれた人もいると思うんだけど、20年前、俺がこんな宗教っぽくなるって思ってなかったでしょ?」とか自虐的に言っててあれも面白かった。 自覚あるのか…

写真は終演後に2階席後方に映し出された「THANK YOU FOR COMMING」の文字。文字が点滅してるので上手い具合に全部の文字が写真に写せなかったのだが、とりあえず記念にパシャッたので載せておく。